研究課題
本申請研究では、8位置換プリン誘導体で駆動可能なリボスイッチを創成し、リボスイッチリエンジニアリングの原理理解を目的として、2)8位置換プリン誘導体の化合物ライブラリー作成、1)アプタマー部位を部分ランダム化したプリンリボスイッチDoped-RNAライブラリーの構築とインビトロセレクション、3)8位置換プリン誘導体により駆動される新規リボスイッチRNAの創成を検討した。平成25年度は、大腸菌にDoped-RNAライブラリーをプラスミドとして導入し、化合物存在下リボスイッチ機能がオンになるRNA配列を、レポーター遺伝子の発現により選択する事を試みた。細胞への導入、セレクションを計画通りに進めたが、中間結果から結合するRNA配列が収束しない可能性が高いという結果を得た。当初予定していた細胞培養、セレクション条件を変更する必要が生じ、研究期間を一年間延長して研究を進めた。大腸菌in vivoセレクションの対象化合物として、8-(2-aminopyridine-4-yl)adenine(FT332)を選んだ。プリンリボスイッチDoped-RNAライブラリーの下流にカナマイシン耐性遺伝子と蛍光タンパク質(ZsGreen)を組み込み、Lacプロモーターで発現を制御した。まず、化合物(-)条件でZsGreenが発現するクローンZsGreen(+)を、セルソーターにより除き、FT332存在下でカナマイシンプレート上にコロニーを形成するクローンを選別した。カナマイシン濃度を10 ug/mLと12.5 ug/mLで、200 uMのFT332を含むM9 mediumでセレクションを行い、それぞれ40クローンを選別したが、FT332存在下でZsGreenの蛍光強度が顕著に上昇するクローンを選別し、評価した。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (16件) (うち査読あり 16件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 5件) 学会発表 (12件) (うち招待講演 5件)
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