研究課題/領域番号 |
23242042
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
冨谷 至 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (70127108)
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研究分担者 |
WITTERN C. 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (20333560)
古勝 隆一 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (40303903)
伊藤 孝夫 京都大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (50213046)
宮宅 潔 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (80333219)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 犯罪法制史 / 刑罰 / 東アジア / 礼制度 / 犯罪と社会 |
研究実績の概要 |
本年度2014年研究内容にかんしては、各自所定の課題について研究をすすめてきた。代表者冨谷を含めた各分担者の発表論文は別掲するが、ここで挙げておかねばならないのは、冨谷編『東アジアの死刑』の韓国語版が韓国嶺南大学出版会から2014年8月に出版されたことである。ここには、古勝隆一、伊藤孝夫の二名の当科研分担者の論文が含まれている。これは、京大出版会から2008年に出版された日本語版の翻訳であるが、2012年に英語版を出版している。英語、韓国語とひろく諸外国に研究成果を公表し、本科研が目指す「世界の東洋学」の確立の一歩と位置づけたい。(2) シンポジウムについては、2015年3月24日に「Crime and Society in East Asia:A Comparison Between the East and the West」とテーマで北京政法大学でおこなった。ドイツMuenster大学、中国政法大学との共催で、8人が報告し、討論をおこなった。参加者人数は、政法大学の教員、院生、他大学の研究生を含めて約30名にのぼった。また、前年度にドイツで行ったシンポジウムの報告書「Crime and Morality in East Asia,Symposium Organized by Institute for Sinology and East Asian Studies, University of Muenster and Institute for earch in Humanities, Kyoto University.」は、2014年11月にお印刷出版した。 (3) 研究成果の一般への公開にかんしては、朝日カルチャーセンタ-の協力を得て、「犯罪と礼義」という演題で横浜、中之島でセミナーをおこない、30名以上の聴衆者を迎えた。 (4) 「日英制度用語辞典」作成については、『論語』『史記』の禮制関係のマークアップは終了し、『禮記』に取りかかっている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究実績の概要で記したように、計画のうち、国際会費、報告書、一般への還元、個別研究においては、順調に進んだ。ただ、日英制度用語の翻訳に関しては、よていより若干後れている。したがって、「おおむね順調に進展している」とした。
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今後の研究の推進方策 |
2015年度な最終年度となる。2016年には最後の国際会議を開き、総括をおこなう。 英訳辞典にかんしては、少なくとも『史記』『論語』に関する礼制度は完成しており、『礼記』にかんして、できる限り完成に近づけたい。 冨谷は本科研の成果報告でもある『漢唐法制史研究』を来年二月までに出版する。
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