研究課題
最終年度である平成26年度は、研究の総括と成果の集約、成果報告書の編集刊行、さらに本研究成果を基礎にしたさらなる国際共同研究への準備を行うことなどを研究の柱とした。全体の作業としては6月に2日間にわたって実施した全体研究集会において、この間に進めてきた古墳時代研究の緒論点の到達点を総括した成果を報告し、議論すると共に、年度末に刊行する成果報告書の内容について検討を深めた。成果発信や研究交流としては、4月に佐々木、中久保がアメリカ考古学会、11月に福永が日仏国際シンポ、中久保が大韓文化財研究所国際学術大会などで研究発表を行ったほか、福永が9月にテュービンゲン大学(独)、福永、中久保が11月に国立東洋言語文明研究所(仏)やレンヌ大学(仏)の研究者と、現地で墳丘墓考古学にかんする研究ミーティングを行い、日本古墳研究の成果を含めた国際共同研究の計画を討議した。これらは平成27年度以降に実現の予定である。また、6月には松田陽氏(英・イーストアングリア大学)、8月、2月には禹在柄氏(韓・忠南大学校)を大阪大学に招いて研究交流会を催し、古墳研究の国際化について議論を行った。これらの作業をふまえて、年度後半より成果報告書の執筆・編集作業を本格化させ、平成27年3月に、研究論文20編(うち英語論文14編)、発掘調査報告書2編からなる『21世紀初頭における古墳時代歴史像の総括的提示とその国際発信』(The Kofun Period in the Early 21st Century: Toward a Comprehensive Overview and its Internationalization)を刊行した。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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待兼山論叢
巻: 第48号 ページ: 25-50
古墳時代の考古学
巻: 9巻 ページ: 7-20
巻: 9巻 ページ: 1-6
巻: 9巻 ページ: 177-191
巻: 9巻 ページ: 21-34
古代武器研究
巻: 10 ページ: 7‐13
巻: 9巻 ページ: 35-49
古墳と続縄文文化
巻: - ページ: 29-44
http://www.let.osaka-u.ac.jp/kouko/nonaka/en/index.html