研究分担者 |
古谷 豊 東北大学, 経済学研究科(研究院), 准教授 (00374885)
山口 拓美 神奈川大学, 経済学部, 教授 (10409857)
吉井 哲 名古屋商科大学, 経済学部, 教授 (10514341)
赤間 道夫 愛媛大学, 法文学部, 教授 (30175781)
大野 隆 立命館大学, 経済学部, その他 (40388806)
大村 泉 東北大学, 経済学研究科(研究院), 名誉教授 (50137395)
石垣 政裕 東北大学, 経済学研究科(研究院), 講師 (60176170)
齊藤 彰一 岩手大学, 人文社会科学部, 准教授 (60302048)
川村 哲也 神奈川大学, 経済学部, 准教授 (60367258)
柴田 信也 東北大学, 経済学研究科(研究院), 名誉教授 (80006840)
黒瀬 一弘 東北大学, 経済学研究科(研究院), 准教授 (80396415)
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研究実績の概要 |
(i)MEGAテキストのデジタル化に関して,II/15,II/4.3,II/10巻のデジタル化を完成した。これにより、II/1.1、II/1.2、II/4.1、II/11-13を含めて『資本論』全3部を網羅するMEGA7巻9冊をデジタル化するという本事業の研究目的(i)は達成された。 (ii)マルクスの未公開草稿Books of Crisisのテキスト編集を完了し、合わせてその典拠の悉皆調査、内容注釈、理論的意義の解明、マルクス経済論説やグルントリッセとの文献史的・理論的関連の解明を行い、その成果を付録(アパラート)として執筆した。テキストおよび付録は、MEGAIV/14巻として本年度中の刊行が決定した。またBooks of Crisisに関して、草稿画像、解読原稿、典拠情報を、相互リンクにより関連づけたデジタル版も作成した。これにより、本事業の研究目的(ii)も達成された。なお、この目的を達成するために、8月および3月ににドイツにおいて編集会議を開催し,作業進捗状況の点検と問題点に関する最終的協議を行った。 (iii) 国際的二次文献調査では、独、日、韓、北欧、南米の恐慌論文献調査、マルクス恐慌研究の新事実の解明、および恐慌論の学説史的位置づけについては、本事業の目的(iii)が達成された。他方、英、仏、伊については、昨年度、担当者を配置し、文献調査を開始した。また英文刊本による成果公表を準備し、目次および各章の摘要を作成した。本年7月にはすべての研究成果を集約し、年度内の印刷開始を目指す。 (iv)今回テキストのデジタル化を行ったMEGAのII/4.3およびII/15を含めて『資本論』関連の5巻6冊については、キーワードを体系的に編成した統合インデックスを作成し、さらにこれをMEGAテキストと相互リンクするデジタル・インデックスに仕上げ、本事業の目的(iv)が達成された。
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