研究課題/領域番号 |
23243054
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研究種目 |
基盤研究(A)
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
米倉 誠一郎 一橋大学, イノベーション研究センター, 教授 (00158528)
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研究分担者 |
清水 洋 一橋大学, イノベーション研究センター, 准教授 (90530080)
島本 実 一橋大学, 大学院・商学研究科, 准教授 (20319180)
崔 裕眞 立命館大学, テクノロジー・マネジメント研究科, 准教授 (20589725)
宮崎 晋生 静岡県立大学, 国際関係学部, 講師 (40347381)
平尾 毅 諏訪東京理科大学, 経営情報学部, 准教授 (50361861)
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キーワード | コラボレーション / イノベーション / 新製品開発 / オープン・イノベーション / 大河内賞 / R&D100 |
研究概要 |
本研究プロジェクトは、戦後日本企業における製品開発における資源の組織化と外部化の間のダイナミクスと、それがイノベーションに与える影響を歴史的に考察することを目的としている。本研究プロジェクトは、(1)大量データによる組織化・外部化の歴史的な流れの分析、(2)組織化・外部化のプロセスの分析、そして(3)組織化・外部化がイノベーションに与える影響の分析の3つからなる。 プロジェクトの初年度であった平成23年度は、(1)大量データによる組織化・外部化の歴史的な流れの分析に関しては、計画通りデータベースの構築を開始した。現在、計画していた大河内賞とR&D100に関するデータベースの構築は進行中である。(2)組織化・外部化のプロセスの分析に関しては、研究分担者がそれぞれケーススタディを進めている。また、当該年度は合計で9回、毎回30~40名程度の日本の企業の技術開発担当者に集まって頂き、日本企業のコラボレーションについての研究会を開催し、ケーススタディを通じて議論を進めた。この研究会によって、新製品開発において、旧本企業が直面しているマネジメント上の問題が徐々に明らかになってきた。(3)の点に関しては、(2)のプロセスの分析を基に分析を進めていく計画である。そのため、当該年度については(2)のケーススタディを進めていった。 ケーススタディを進める上で、具体的にどのような点が重要なイシューになるのかを探索するために企業の担当者と開催した研究会とそこでの議論が最も大きな成果であった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
データベースに関しては、当初予定していた社史を中心としたものに関しては計画の修正が必要になったが、その他の点はおおむね計画通りあるいは、当初の計画以上に進展していると言える。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、まず、研究代表者・研究分担者それぞれでケーススタディを進めると同時に、半期に一回の研究発表を通じて、研究の進捗状況を確認する。また、中間的な成果の発表として、平成24年度に『一橋ビジネスレビュー』で論文を発表する予定である。 その上で、平成25年度より、ケーススタディと量的なデータ分析の結果を考察し、論点を整理した後に、統一的な視点での分析を進めていく予定である。また、ケーススタディと量的なデータ分析め結果は、国際学会での発表と学術雑誌への投稿が平成24年度より順次、計画されている。
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