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2015 年度 実績報告書

医療領域の心理職養成カリキュラムに関するプログラム評価研究

研究課題

研究課題/領域番号 23243073
研究機関東京大学

研究代表者

下山 晴彦  東京大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (60167450)

研究期間 (年度) 2011-04-01 – 2016-03-31
キーワード臨床心理学 / 心理職 / 医療領域 / 教育訓練 / 認知行動療法 / 発達障害
研究実績の概要

今年度は最終年度であったので、その成果の見直しと公表に向けての作業を中心に研究を実施した。
①2011年-2013年に日本心理臨床学会の協力を得て実施した多職種協働に関する調査の結果を論文としてまとめて専門誌において発表した。②心理学の知識の学習及び臨床心理学の知識と技能の学習のための教材として制作した映像テキスト(8本)を公表した。③日本の教育訓練課程の課題となっている医療領域の多職種協働チームの現状と課題を明確化するために現場の臨床心理士の協力をえてフォーカスグループを実施し、質的調査を行った。④日本での臨床心理学の教育訓練の現状を国際比較の観点から検討するために米国、英国、カナダの心理職の教育訓練課程と資格制度を調査した。⑤研究室のHPを改定し、5年間の研究の中間報告として関連する論文や映像を公開した。⑥本研究の成果を踏まえた日英の国際比較研究として、日本心理臨床学会第43回大会で英国オックスフォード大学大学院・臨床心理学コースのDavid Murphy臨床訓練部長を招いての国際シンポジウムを開催した。多職種チームにおいて多面的な活動を発展させている英国の心理職と比較を通して日本の心理職の教育訓練課程の現状と課題を明らかにした。⑦臨床心理学専門誌において医療・保健領域の心理職の学習課題であることが明らかとなっている発達障害アセスメントの特集(臨床心理学16巻1号と2号)及び子どもの認知行動療法(精神療法41巻2号)の特集を組み、研究成果を公表した。⑧医療領域の実践において必須となっている認知行動療法の技法を訓練するためのアプリケーションを開発した。

現在までの達成度 (段落)

27年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

27年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (16件)

すべて 2016 2015 その他

すべて 雑誌論文 (12件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (3件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 他職種との協働の現状に対する臨床心理士の認識―実践経験の長さに伴う特徴に注目して―2016

    • 著者名/発表者名
      羽澄 恵・能登 眸・川崎 隆・樫原 潤・髙木郁彦・下山晴彦
    • 雑誌名

      心理臨床学研究

      巻: 33(6) ページ: 556-567

    • 査読あり
  • [雑誌論文] インターネットを用いた認知行動療法の最新のレビューと今後の展望2016

    • 著者名/発表者名
      安テイテイ;・菅沼慎一郎・小倉加奈子・下山晴彦
    • 雑誌名

      臨床心理学

      巻: 16(2) ページ: 219-231

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 医療領域での多職種協働における臨床心理職の課題―臨床心理職に対するアンケート調査から―2016

    • 著者名/発表者名
      樫原 潤・川崎 隆・髙木郁彦・羽澄 恵・能登 眸・下山晴彦
    • 雑誌名

      東京大学大学院教育学研究科紀要

      巻: 55 ページ: 291-301

  • [雑誌論文] 特集:スキルアップのための心理職スタンダード2016

    • 著者名/発表者名
      下山晴彦・盛岡正芳・岩壁茂・金沢吉展 (編)
    • 雑誌名

      臨床心理学

      巻: 15(6) ページ: 556-567

  • [雑誌論文] 発達障害アセスメントから支援、そして臨床心理学の変革へ2016

    • 著者名/発表者名
      下山晴彦
    • 雑誌名

      臨床心理学

      巻: 16(2) ページ: 131-140

  • [雑誌論文] 公認心理師と発達障害のアセスメント2016

    • 著者名/発表者名
      下山晴彦
    • 雑誌名

      臨床心理学

      巻: 16(1) ページ: 3-6

  • [雑誌論文] いじめ問題への取り組みにおけるスクールカウンセラーの役割―多職種協働の観点から―2015

    • 著者名/発表者名
      山崎久慶・髙木郁彦・樋口紫音・樫原 潤・中川実耶・下山晴彦
    • 雑誌名

      東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース紀要

      巻: 38 ページ: 19-26

  • [雑誌論文] 心理的な援助職のスキルアップに何が必要か?2015

    • 著者名/発表者名
      下山晴彦
    • 雑誌名

      臨床心理学

      巻: 15(6) ページ: 691-694

  • [雑誌論文] 子どものこだわりに対する心理療法2015

    • 著者名/発表者名
      下山晴彦
    • 雑誌名

      心の科学

      巻: 183 ページ: 72-77

  • [雑誌論文] 子どもの“こだわり”に関する認知行動療法2015

    • 著者名/発表者名
      下山晴彦
    • 雑誌名

      小児の精神と神経

      巻: 55(1) ページ: 11-15

  • [雑誌論文] 子どもと若者のための認知行動療法の発展に向けて2015

    • 著者名/発表者名
      下山晴彦
    • 雑誌名

      精神療法

      巻: 41(2) ページ: 151-156

  • [雑誌論文] 強迫性障害の子どものための認知行動療法2015

    • 著者名/発表者名
      野中舞子・下山晴彦
    • 雑誌名

      精神療法

      巻: 41(2) ページ: 163-169

  • [学会発表] レジリエンスの自己認識を目的としたアプリケーションの効果検討-レジリエンス・アプリ実証試験報告(1)-2015

    • 著者名/発表者名
      平野真理・小倉加奈子・能登眸・下山晴彦
    • 学会等名
      日本心理学会第79回大会
    • 発表場所
      名古屋
    • 年月日
      2015-09-22 – 2015-09-24
  • [学会発表] 人は日常生活で何を「できたこと」と思えるのか-レジリエンス・アプリ実証試験報告(2)-2015

    • 著者名/発表者名
      能登眸・平野真理・小倉加奈子・下山晴彦
    • 学会等名
      日本心理学会第79回大会
    • 発表場所
      名古屋
    • 年月日
      2015-09-22 – 2015-09-24
  • [学会発表] マインドフルネス実践用アプリケーションの効果検討2015

    • 著者名/発表者名
      大上真礼・平野真理・下山晴彦
    • 学会等名
      日本心理学会第79回大会
    • 発表場所
      名古屋
    • 年月日
      2015-09-22 – 2015-09-24
  • [備考] 東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース下山研究室

    • URL

      http://www.p.u-tokyo.ac.jp/shimoyama/

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公開日: 2017-01-06  

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