• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2011 年度 実績報告書

次世代大規模探査とシミュレーションで挑む宇宙再電離

研究課題

研究課題/領域番号 23244025
研究種目

基盤研究(A)

研究機関東京大学

研究代表者

大内 正己  東京大学, 宇宙線研究所, 准教授 (40595716)

研究分担者 梅村 雅之  筑波大学, 数理物質科学研究科(系), 教授 (70183754)
森 正夫  筑波大学, 数理物質科学研究科(系), 准教授 (10338585)
林野 友紀  東北大学, 学内共同利用施設等, ニュートリノ科学研究センター共同研究者 (10167596)
キーワードHyper Suprime-Camフィルター作成 / 国際情報交換
研究概要

すばるHyper Suprime-Cam用NB921フィルター作成に必要な透過率曲線のデザインを行うと共に製作に要する技術的検証を行った。東日本大震災の影響により予定から遅れたもののNB921フィルターの完成に至った。また基板研磨の行程やHSCデータ解析コンピューターを使った解析を完了した。これと同時に、すばるHyper Suprime-Cam探査の準備研究を査読論文にまとめた。見積もり計算とシミュレーションを行いすばるHyper Suprime-Cam観測計画を立案し、国立天文台に戦略枠観測として申請書を提出した。また、すばるHyper Suprime-Cam探査の探査計画報告を国際研究会で行い、本探査計画を広く国際社会に発信するとともに、探査計画を立てる上で有用な意見を得ることができた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

東日本大震災の影響で初年度(平成23年度)初めの進展は限られたものであった。しかし平成24年度に研究員の増員することでこれを補う事ができた。平成23年度に行うべき課題は研究費の繰越しを行った24年度内に全て達成しているため、概ね順調に進展していると考えられる。

今後の研究の推進方策

平成25年度中にもう1枚のHyper Suprime-CamフィルターであるNB973を完成させる。製作中のフィルター成膜技術試験に3ヶ月の遅延が生じたため、それに伴い基礎観測準備研究期間が平成25年度にずれ込んでいる。ただし、これらの結果は良好なため、フィルター完成時期が大きく遅れることはまず無いと考えられる。同時に、シミュレーション研究を推進し、Hyper Suprime-Cam探査結果と比較できる理論モデル構築を行う予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] GAS MOTION STUDY OF Lya EMITTERS AT z ~ 2 USING FUV AND OPTICAL SPECTRAL LINES2013

    • 著者名/発表者名
      Takuya Hashimoto
    • 雑誌名

      The Astrophysical Journal

      巻: 765 ページ: 70-84

    • DOI

      doi:10.1088/0004-637X/765/1/70

  • [雑誌論文] First Spectroscopic Evidence for High Ionization State and Low Oxygen Abundance in Lya Emitters2013

    • 著者名/発表者名
      Kimihiko Nakajima
    • 雑誌名

      The Astrophysical Journal

      巻: 掲載確定 ページ: 掲載確定

    • 査読あり
  • [備考] 東京大学 宇宙線研究所 観測的宇宙論グループ

    • URL

      http://cos.icrr.u-tokyo.ac.jp/

URL: 

公開日: 2014-07-24  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi