研究課題/領域番号 |
23244108
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地球宇宙化学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
奈良岡 浩 九州大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (20198386)
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研究分担者 |
橋爪 光 大阪大学, 大学院理学研究科, 助教 (90252577)
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研究協力者 |
山下 陽平 九州大学, 大学院理学研究府・地球惑星科学専攻
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 太陽系有機物 / 炭素質隕石 / 化学構造 / 同位体組成 / 隕石母天体 / カンラン石 / 含窒素環状化合物 |
研究成果の概要 |
炭素質隕石中にはアミノ酸やカルボン酸など多くの有機化合物が見つかっているが、これらの水溶性極性化合物は隕石母天体上での水質変成作用による化学酸化や加水分解の寄与が大きい。一方、アルコールに可溶な有機物は多く存在し、地球上では見られない水素や窒素の重い同位体に濃縮しており、太陽系で最も始原的な有機物である可能性があるが、その性質は全く解明されていない。本研究では太陽系最古有機物の化学構造を明らかにするために、炭素質隕石のメタノール抽出画分を超高分解能質量分析により解析し、様々な含窒素環状化合物のアルキル同族体を発見した。これらはアルカリ条件下でアルデヒドとアンモニアから生成することが判明した。
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自由記述の分野 |
有機宇宙地球化学
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