研究課題
基盤研究(A)
光誘起電子移動により生成する電荷分離状態から再結合と競争して進行する電荷シフト反応は、分子集合系におけるキャリア生成収量や光利用効率を左右する重要な過程である。高速電荷シフト反応を可能とする因子として非局在化イオン状態を取り上げ、その生成機構の解明を目的とし、主に芳香族ビニルポリマー等を対象に、フェムト秒過渡吸収、過渡吸収二色性、近赤外過渡吸収スペクトルを室温から10Kの温度範囲で測定し、カチオンの非局在化を直接検出するとともに、これらの過程を支配する低波数振動に関する知見を得た。このような非局在化を利用することで、Marcus 理論を超える高速電荷シフト過程が可能となることを明らかにした。
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