研究課題
基盤研究(A)
放射光マイクロビームによる局所共鳴X線散乱の手法を開発し、キラルスメクティック液晶に現れる新しい副次相を探索し、相転移を引き起こす液晶分子間相互作用に関する有力な知見を得た。まず反強誘電相と強誘電相の間に新たに6層周期構造を持つ相を混合液晶試料に見出した。解析によればこの相は理論的に予想されていた層秩序に矛盾しない。一方電場誘起相転移の転移点近傍に12層周期の新しい相を見つけた。このような長周期の相の存在はこれまで実験的にも理論的にも予想されていなかったものであるが、解析によれば遷移相として妥当な分子配列であることが分かった。
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