研究課題/領域番号 |
23246091
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
原田 昇 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (40181010)
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研究分担者 |
藤原 章正 広島大学, 国際協力研究科, 教授 (50181409)
高山 純一 金沢大学, 環境デザイン学系, 教授 (90126590)
溝上 章志 熊本大学, 自然科学研究科, 教授 (20135403)
谷口 守 筑波大学, システム情報工学研究科(系), 教授 (00212043)
森本 章倫 宇都宮大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (30239686)
羽藤 英二 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (60304648)
中村 文彦 横浜国立大学, 都市イノベーション研究院, 教授 (70217892)
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研究期間 (年度) |
2011-11-18 – 2014-03-31
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キーワード | 交通まちづくり / まちのビジョン / 交通行動調査 / 計画制度 |
研究概要 |
交通まちづくりの新しい計画手法を開発し適用すべく、ビジョン構築、調査体系、制度設計の3側面から研究活動を実施した。 ビジョン構築に関しては、まちのビジョンや将来像の提示が、それらに対する人々の理解・意識を経て交通行動に及ぼす影響に焦点を当てた。具体的には、全国都市交通特性調査および神奈川県二宮町で実施した情報提供・MM調査のデータを分析し、前者からは都市類型ごとに差異はあるものの都市政策への意識と交通行動の間に関係があることを、後者からは情報提供で喚起されうる長期的なまちづくりへの意識が短期的な行動変容にも影響することを示した。 調査体系に関しては、札幌市都心部のスローモビリティと街路の使い方のリデザインなど、適用シーンに関する議論を行うのと並行し、メンバー各自の対象地域で調査・分析を引き続き行い、交通まちづくりのための調査技術と分析手法の開発・適用を進めた。また、回遊性の高い中心市街地づくりに資する詳細な交通行動データの収集を目的に、神戸市都心部における回遊行動を把握するプローブパーソン調査と付帯調査を実施した。 制度設計に関しては、第一に、都市構造の実現に関わる制度について、事例報告も交えてメンバー内外での討議を実施した。第二に、都市計画マスタープランに見る自動車CO2排出量低減政策と現実の自動車CO2排出量の関係を分析し、前年度実施したコンパクトシティ政策の変遷の実態とあわせ、既存の計画制度である都市マスで都市構造の改変を含む適切な政策を掲げることの有効性を明らかにした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究課題は平成25年度へ繰り越して実施し、25年度で完了済みであるが、研究は3部会それぞれで着実に進展したと判断する。
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今後の研究の推進方策 |
本研究課題は平成25年度へ繰り越して実施し、当該年度が最終年度のため、記入しない。
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