研究課題
基盤研究(A)
既存の強力磁石(Ndネオジム、Smサマリウム永久磁石、レアアースRE123系超伝導バルク磁石)と同等以上の磁力を有し、RE(希土類)を構成元素に用いない新しい小型強力磁石の候補として、金属間化合物超伝導体二ホウ化マグネシウム(MgB2)に着目し、バルク超伝導磁石の作製方法の確立と、磁力特性の基礎評価を目的に研究を行った。数㌢㍍サイズのMgB2バルク体の再現性良い作製技術を確立し、開発した低温磁力測定系を用いてその捕捉磁場特性の評価を行った。冷凍機冷却で比較的容易に到達可能な温度域でテスラクラスの強力な磁力を持つことを明らかにした。
固体化学