研究課題/領域番号 |
23246153
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研究機関 | 独立行政法人海上技術安全研究所 |
研究代表者 |
谷澤 克治 独立行政法人海上技術安全研究所, その他部局等, 研究員 (70373420)
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研究分担者 |
北川 泰士 独立行政法人海上技術安全研究所, その他部局等, 研究員 (50579852)
上野 道雄 独立行政法人海上技術安全研究所, その他部局等, 研究員 (60358405)
塚田 吉昭 独立行政法人海上技術安全研究所, その他部局等, 研究員 (90425752)
平田 宏一 独立行政法人海上技術安全研究所, その他部局等, 研究員 (90282425)
ボンダレンコ オレクシー 独立行政法人海上技術安全研究所, その他部局等, 研究員 (10647043)
福田 哲吾 独立行政法人海上技術安全研究所, その他部局等, 研究員 (40505111)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 船舶工学 / 実海域性能 / 波浪中自航試験 / 主機数学モデル / 摩擦修正 |
研究実績の概要 |
平成26年度は平成25年度までに開発した水槽試験技術の肥大船への適用性を検討する予定であったが、平成26年2月14日から降り続いた大雪で実海域再現水槽の建屋が倒壊したため、これまでに開発した水槽試験法の肥大船への適応性を確認する試験が出来なくなった。しかし、対象の肥大船模型を用いて別の水槽にて自航試験を実施し、自航要素を取得するなど、今後の波浪中自由航走試験に必要な準備は進めた。 波浪中自由航走試験と同じ航走状態を推定するための理論計算法については、計算モデル定式化の目処を立て、主機応答特性数学モデルのプログラミングを終了させた。 また、ターボチャージャーを含む2ストローク低速ディーゼル主機の数学モデルをMATLAB/Simulink上に実装した。肥大船模型の波浪中自由航走試験が実施できなかったため、検証は次年度に先送りしたが、準備は整っており挽回可能である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
平成26年2月14日から降り続いた大雪で実海域再現水槽の建屋が倒壊した。本水槽は長さ80m、幅40m、水深4.5mの寸法で、その建屋は長さ100m、幅50m、高さ17mの巨大さであり、平成26年度中の再建・復旧が困難であったため、計画していた水槽試験が実施できなくなし研究計画に遅れを生じた。
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今後の研究の推進方策 |
水槽建屋の再建ならびに造波機と曳航台車の復旧を進めた結果、元通りの機能を回復させる目処がたった。平成27年の夏頃から実験を再開できる予定で、昨年度に実施する計画であった水槽試験を実施する予定である。今年度が最終年度であるが、遅れを取り戻して所期の成果目標を達成できると考えている。
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