組換ヒト双頭ダイニン分子の力測定と単頭ダイニンの破弾力の測定を行った.その結果ダイニン分子は,約6pNの大きな力を発生する能力があり,天然ダイニンの発する力と同程度であった.単頭ダイニンの破弾力は,ADP,AMPPNP,核酸なしでは強結合であったが,ADPVi存在下では弱結合であった.また力を前方向に加えると外れやすかった.ダイニンの前方への歩行に有利であることが明らかとなった. 細胞内にPAR-1膜タンパク質がエンドサイトーシスされる過程を3次元的に高精度(~10nm)に測定を行った結果,細胞膜から細胞内にエンドサイトーシスするだけでなく,細胞内から細胞膜に戻る反応も発見された.
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