研究課題/領域番号 |
23248028
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水産学一般
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
渡邊 良朗 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (90280958)
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連携研究者 |
髙橋 素光 水産研究・教育機構, 西海区水産研究所, グループ長 (80526989)
高須賀 明典 水産研究・教育機構, 中央水産研究所, グループ長 (00392902)
久保田 洋 水産研究・教育機構, 研究開発コーディネーター (08071821)
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研究協力者 |
森 泰雄 北海道総合研究機構, 釧路水産権試験場, 主査
後藤 友明 岩手県水産試験場, 上席専門研究員
海老沢 良忠 茨城県水産試験場, 部長
勝川 木綿 東京大学, 大気海洋研究所, 特任研究員
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | カタクチイワシ / 親潮系冷水域 / 繁殖生態 / 初期生態 / 加入量変動 |
研究成果の概要 |
日本の太平洋系群カタクチイワシは、1990年代の資源量急増に伴って、親潮系冷水域で産卵する群を形成した。親潮系冷水域産卵群の繁殖生態と初期生態を調べた結果、カタクチイワシは季節的昇温によって東北・北海道沖の冷水域に夏季に出現する産卵適水温帯で、集中的に産卵することがわかった。孵化した仔魚は南西に向かう流れによって東北沿岸域へと輸送されて資源へ加入すると考えられた。この加入群は、黒潮続流によって運ばれてくる黒潮系暖水域生まれた群と、津軽海峡を通って来遊する対馬暖流系群と混在して太平洋北区のカタクチイワシ資源を構成しており、資源量変動はこれら3群の構成比率の変動を伴って起こることがわかった。
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自由記述の分野 |
資源生態学
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