雌雄異体魚のティラピア、メダカ、ゼブラフィッシュ、コイ、ゴマアイゴの雌(卵巣)へのアロマタ-ゼ阻害剤の長期間投与により雄(精巣)へ転換させることをまとめ国際学術雑誌に投稿の結果、掲載され新聞等のマスコミで大きく報道された。この技術は雌雄産み分け等の技術として広く応用されることが期待される。性的可塑性を調節している遺伝子の検索のためミツボシキュウセンを用いて卵巣から精巣へ転換する際に発現変動している遺伝子の抽出を試みた。その結果、性転換開始時に変動している21個の転写因子が特定された。これらの遺伝子は、これまでに性転換との関連は報告されておらず、新たな性転換関連遺伝子となることが予想された。
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