研究課題
基盤研究(A)
植物根圏の物質循環における植物共生菌の役割を知るために、メタゲノム解析によりそれらの物質代謝機能を明らかにすることを目的とした。窒素条件の異なる水田に栽培したイネ根に生息している細菌群集のメタゲノム解析の結果、メタン酸化遺伝子の相対存在比が低窒素環境で上昇していた。日本晴とイネ共生遺伝子CCaMK変異体は、低窒素区においてメタンフラックスが約2倍上昇した。種々の解析の結果、イネCCaMK遺伝子が低窒素環境でメタン酸化窒素固定細菌を受容し、水田環境に豊富なメタンをエネルギー源としてイネ根で窒素固定を行っていた。その他の環境変動に対してもイネ共生細菌群集や土壌RNAが敏感に応答していた。
すべて 2014 2013 2012 2011
すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (3件) (うち招待講演 2件) 図書 (2件)
Appl. Environ. Microbiol.
巻: 80 ページ: 1995-2003
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24441161
Microbes Environ.
巻: 29 ページ: 50-59
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24463575
巻: 28 ページ: 391-395
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23979487
巻: 79 ページ: 2542-2551
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23396330
MicrobesEnviron.
巻: 27 ページ: 204-208
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22791055
巻: 77 ページ: 4399-4405
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21551283