研究課題/領域番号 |
23249005
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理系薬学
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
奥 直人 静岡県立大学, 薬学部, 教授 (10167322)
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研究分担者 |
清水 広介 静岡県立大学, 薬学部, 講師 (30423841)
武田 厚司 静岡県立大学, 薬学部, 教授 (90145714)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 脳梗塞 / 虚血再灌流障害 / 薬物送達システム / DDS / リポソーム / 脳保護薬 / ナノ粒子 / 運動機能 |
研究成果の概要 |
脳血管疾患は、我が国の死因別死亡率第4位、要介護第1位の重篤な疾患であり、その6割が脳梗塞である。本研究は、脳梗塞の新たな治療薬として脳梗塞部位に薬を運ぶ薬物送達システムを利用した製剤を創り、その有効性を示すものである。普段は血液中から脳組織への物質透過は厳密に制御されているが、脳梗塞時にはこの関門が破綻する。我々は100 nm(1万分の1 mm)の脂質でできたカプセル(リポソーム)が、虚血部位に入ることを見出した。このリポソームの表面に脳細胞を保護するタンパク質を付けたり、リポソーム内に脳保護薬を入れると、脳梗塞で死ぬ脳細胞の数が減り、後遺症の指標である運動機能の低下が一部抑えられた。
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自由記述の分野 |
薬物送達学
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