研究課題/領域番号 |
23249035
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研究種目 |
基盤研究(A)
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
中村 和利 新潟大学, 医歯学系, 教授 (70207869)
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研究分担者 |
斎藤 トシ子 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 教授 (40339958)
伊木 雅之 近畿大学, 医学部, 教授 (50184388)
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キーワード | コホート研究 / 分子疫学 / 加齢性運動器疾患 / 地域保健 / ADL / QOL / リスク要因 / 老化 |
研究概要 |
本コホート研究は、村上市、関川村、粟島浦村の40から74歳までの全住民約3万5千人を対象とし、調査への協力に書面で同意を得た者を本研究の参加者とした。調査内容は、基本属性、社会経済状況・教育歴・職歴、病歴、運動、食生活・栄養摂取、嗜好品、ADL・QOL、生活環境、地域特性であり、マークシート方式の生活習慣共通調査票を作成した。平成23年度には、本コホート研究のパイロット調査を予定通り完了した。関川村区長会、健康推進員、役場、その他の団体および村広報を通じて本研究の趣旨を説明し、健康推進員が調査趣旨説明書および調査票の配付・回収を行なった。その際、血液提供の有無を確認した。対象者3,065人に調査票を配布し、回収は2,577人(84.1%)より得た。そのうち血液提供を行った人は796人であった。血液はEDTA-2Na入りの7ccチューブを用いて採取し、バフィーコート(リンパ球層)と血漿を分離し-80℃で凍結保存した。粟島浦村では108人が調査に参加し、そのうち71人が血液提供を行った。また、当該年度には村上市での本調査の準備を行った。本コホート研究の遂行を円滑に行なうため、大学、保健所、市村に加えて、関連団体(村上市岩船郡医師会、厚生連村上総合病院、下越総合健康開発センター、健康医学予防協会、新潟県労働衛生医学協会、株式会社ビー・エム・エル)の協力を得てプロジェクトチームを組織した。村上市の対象者は平成23年8月8日現在30,573人であった。平成23年12月から平成24年2月の期間に各地区の区長に配付回収を依頼し、現在調査票の回収整理を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本コホート研究では、参加者の確保が最も重要である、パイロット調査では、回収率が80%以上と予想以上の参加率を得た。市の中心部を含む本調査では困難が予想されるが、村上市の区長会の協力が得られたため、参加者確保は順調に行なわれるものと期待している。
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今後の研究の推進方策 |
本コホート研究本調査での参加者リクルートで十分な参加者が得られない可能性があり、その場合は平成24年度にも継続して参加者のリクルートを行う予定である。
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