研究課題/領域番号 |
23249088
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
真田 弘美 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50143920)
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研究分担者 |
須釜 淳子 金沢大学, 保健学系, 教授 (00203307)
峰松 健夫 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (00398752)
森 武俊 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (20272586)
大江 真琴 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (60389939)
玉井 奈緒 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (80636788)
野口 博史 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (50431797)
吉田 美香子 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40382957)
村山 陵子 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (10279854)
飯坂 真司 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40709630)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | Bioengineering Nursing / 看護理工学 / トランスレーショナルリサーチ |
研究実績の概要 |
1.バイオエンジニアリング・ナーシングの指導・教育 第1回看護理工学入門セミナーを開催し、延べ114名が受講した。また入門セミナー修了者を対象としたハンズオンセミナー(Biologyコース、Engineeringコース、Translational Researchコース)を開催し、延べ14名が参加した。ハンズオンセミナー修了者に対して、看護理工学的研究計画の策定を支援し、内4名が実施に至っている。また、バイオエンジニアリング・ナーシングに関する入門書的教科書を執筆した。本年度中に発行の予定であったが、出版社都合により来年度の発行となった。 2.バイオエンジニアリング・ナーシングのモデルケースとなる研究の遂行 慢性創傷の部位による治癒傾向の差異の検討:ウェスタンブロッティング等に一般に用いられるニトロセルロースメンブレンを創部に直接貼付して、滲出液タンパク質の分布を二次元的に評価する創面ブロッティング法を開発し、症例検討によりその妥当性を証明した。また、ペルオキシダーゼ活性をターゲットとした際に、部位による差異のみならず、その染色パターン(Dotパターン、Claudパターン、Planeパターン)も重要な情報であることが明らかとなり、画像処理技術による診断支援システムの開発にも取り組んだ。 振動療法による創傷治癒促進:深部組織損傷褥瘡について潰瘍化を予防し治癒を促進する効果を動物実験にて、糖尿病性足潰瘍の治癒促進効果について臨床調査にて(インドネシアとの国際共同研究)証明した。 高機能エアーマットレスの開発:背上げ時の不快感を軽減するシステム(素材、エアセル制御アルゴリズム)を開発した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
執筆した教科書の発行が出版社都合によりH26年度にずれ込み、その教科書を使用する予定であったハンズオンセミナーの一部がH25年度中に開催できなかった。しかし、H26年4月に開催することで挽回し、第2回看護理工学入門セミナーおよびハンズオンセミナーも予定通り開催する予定である。
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今後の研究の推進方策 |
モデルケースの研究はそれぞれ終了に近づいており、取りまとめおよび公表を目指す。第2回看護理工学入門セミナーおよびハンズオンを開催し、更なる人材育成に努める。更に第1回看護理工学入門セミナーおよびハンズオン修了者の看護理工学研究実施を支援する。
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