研究分担者 |
須釜 淳子 金沢大学, 保健学系, 教授 (00203307)
峰松 健夫 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (00398752)
村山 陵子 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (10279854)
森 武俊 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (20272586)
吉田 美香子 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40382957)
飯坂 真司 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40709630)
野口 博史 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (50431797)
大江 真琴 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (60389939)
玉井 奈緒 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (80636788)
仲上 豪二朗 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (70547827)
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研究実績の概要 |
1.バイオエンジニアリング・ナーシングの指導・教育体制の整備 分子生物学や工学の基盤的知識、バイオエンジニアリング・ナーシング研究の進め方、実際例などを含む英文テキスト”Bioengineering Nursing: New horizons of nursing research”を執筆し、発刊した。このテキストをもとに第2回看護理工学入門セミナーを開催し、延べ96名の看護学研究者、大学院生、看護師が参加した。更に、入門セミナー修了者を対象とした3つのコース(Nursing Biology, Nursing Engineering, Nursing Translational research)のハンズオンセミナーを開催し、延べ21名が修了した。その後、それぞれの研究者の希望に沿って新たな研究計画の立案を支援している。また平成25年度に実施した第1回看護理工学入門セミナーおよびハンズオンセミナー(Nursing Transrational ResearchコースはH26年4月に実施)修了者との共同研究が進行し、肥満者の皮膚の変化、エコーによる嚥下障害や便秘のアセスメント、サーモグラフィーによる下腿潰瘍の評価、創面ブロッティングに関する研究などが論文投稿に至っている。 2.バイオエンジニアリング・ナーシングのモデルケースとなる研究の遂行 ●機械的刺激に対する細胞応答:肉芽組織を模した3次元培養をモデルとし、一定以上の圧荷重を負荷した場合、細胞外基質への接着の変化に起因する細胞死(アノイキス)が誘導される一方で、抗アポトーシス反応が活性化することなどが明らかとなった。 ●創面ブロッティング法による褥瘡の2次元的評価:ペルオキシダーゼ活性をマーカーとして創面ブロッティング法による褥瘡の不均一な各部位の評価を行い、染色パターンの分類によって壊死組織の現象を予測できる可能性を示した。
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