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2015 年度 実績報告書

インド洋西域島嶼世界における民話・伝承の比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 23251010
研究機関東京外国語大学

研究代表者

小田 淳一  東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (10177230)

研究分担者 深澤 秀夫  東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (10183922)
杉本 星子  京都文教大学, 総合社会学部, 教授 (70298743)
森山 工  東京大学, 総合文化研究科, 教授 (70264926)
花渕 馨也  北海道医療大学, 看護福祉学部, 教授 (50323910)
飯田 卓  国立民族学博物館, 先端人類科学研究部, 准教授 (30332191)
研究期間 (年度) 2011-04-01 – 2016-03-31
キーワード文学一般 / 民族学 / インド洋西域島嶼世界 / 民話 / マダガスカル / モーリシャス / レユニオン / 国際研究者交流
研究実績の概要

1.前年度までに採話・収集した民話・伝承に基づき2点の民話集を刊行した。(1)『マダガスカルの民話II』:南西部漁撈民ヴェズ族の民話6編,南部畑作・牛牧民タンドゥルイ族の民話1編,南西部畑作・稲作-牛牧民マシクル族の民話と伝承4編及び東部焼畑稲作民ベツィミサラカ族の伝承4編,北西部稲作-牛牧民ツィミヘティ族の民話4編の計19編をマダガスカル語と日本語の対訳形式で刊行した。(2) 『モーリシャスのボージプリー語民話』:海外研究協力者ギルジャーナンドシング・ビーセーサル・アルヴィンド(マハートマー・ガーンディー・インスティテュート講師)がボージプリー語話者から採録した21編を刊行した。尚,全21編に英語訳及び日本語訳を付すと共に,5編についてはデーヴァナーガリー文字版ボージプリー語テキストと,研究協力者町田和彦(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授)による新たな転写方式を用いたラテン文字版ボージプリー語テキストを加えた。
2.フランス共和国海外県のレユニオン島において職業的語り部7名による民話の口演を収録した。また,レユニオン島の語り手の協会(コゼ・コンテ)のダニエル・ベルジョー会長及び民話集を数多く刊行している書店スーリヤ社のフィルマン・ラクパティア社主と,収録した民話の対訳集を今後共同刊行する可能性について協議を行った。
3.フランス在住コモロ移民一世からコモロ語で採録したライフヒストリーにおけるフランス語の干渉現象について人工知能学会全国大会において報告を行った。
4.採話,或いは刊行された民話・伝承から抽出したモティーフ群をS.トンプソンのモティーフ索引体系へ組み込む作業,また,当該地域の民話・伝承についての書誌データベース用データの入力作業を継続して行った。

現在までの達成度 (段落)

27年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

27年度が最終年度であるため、記入しない。

備考

研究期間を通して採録した民話・伝承・ライフヒストリーの日本語訳を収録

  • 研究成果

    (14件)

すべて 2016 2015 その他

すべて 国際共同研究 (5件) 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件) 図書 (4件) 備考 (1件)

  • [国際共同研究] レユニオン大学(フランス)

    • 国名
      フランス
    • 外国機関名
      レユニオン大学
  • [国際共同研究] マハートマー・ガーンディー・インスティテュート(モーリシャス)

    • 国名
      モーリシャス
    • 外国機関名
      マハートマー・ガーンディー・インスティテュート
  • [国際共同研究] アンタナナリヴ大学(マダガスカル)

    • 国名
      マダガスカル
    • 外国機関名
      アンタナナリヴ大学
  • [国際共同研究] 観光・文化省(セーシェル)

    • 国名
      セーシェル
    • 外国機関名
      観光・文化省
  • [国際共同研究] 国立文書・科学研究センター(コモロ)

    • 国名
      コモロ
    • 外国機関名
      国立文書・科学研究センター
  • [雑誌論文] マダガスカルの町と自然28 アントゥエチャ―その後の霧の森のくらし2016

    • 著者名/発表者名
      飯田卓
    • 雑誌名

      Serasera(マダガスカル研究懇談会ニュースレター

      巻: 34 ページ: 33-35

  • [雑誌論文] 二言語併用者における語彙レベルの干渉現象. -フランス在住コモロ移民一世の事例-2016

    • 著者名/発表者名
      小田淳一
    • 雑誌名

      2015年度人工知能学会全国大会論文集(CD-ROM): 3G3-OS-05a-2.pdf

      巻: jsai2015 ページ: 1-4

    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] Toward an Anthropology of Heritage Practices2015

    • 著者名/発表者名
      Taku Iida
    • 雑誌名

      The Newsletter of International Institute for Asian Studies

      巻: 70 ページ: 46-46

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] Regenerative Medicine of Culture: A Perspective Based on the Woodcrafting Knowledge of the Zafimaniry, Madagascar2016

    • 著者名/発表者名
      Taku Iida
    • 学会等名
      International Symposium “Authentic Change in the Transmission of Intangible Cultural Heritage”
    • 発表場所
      国立民族学博物館
    • 年月日
      2016-03-12 – 2016-03-12
    • 国際学会
  • [図書] モーリシャスのボージプリー語民話2016

    • 著者名/発表者名
      町田和彦,小田淳一,杉本星子,ギルジャーナンドシング・ビーセーサル(アルヴィンド)
    • 総ページ数
      164
    • 出版者
      東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所
  • [図書] マダガスカルの民話II2016

    • 著者名/発表者名
      飯田卓,西本希呼,ラザフィアリヴニ・ミシェル,深澤秀夫
    • 総ページ数
      178
    • 出版者
      東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所
  • [図書] 田川玄,慶田勝彦,花渕馨也編『アフリカの老人 ― 老いの制度と力をめぐる民族誌』2016

    • 著者名/発表者名
      深澤秀夫(マダガスカルにおける老いと力 ―祝福・呪詛・勘当―)[pp.69-93]
    • 総ページ数
      260
    • 出版者
      九州大学出版会
  • [図書] 田川玄,慶田勝彦,花渕馨也編『アフリカの老人 ― 老いの制度と力をめぐる民族誌』2016

    • 著者名/発表者名
      花渕馨也(老いてなお子ども ―コモロ諸島・ンガジジャ島における年齢と階梯―)[pp.159-186]
    • 総ページ数
      260
    • 出版者
      九州大学出版会
  • [備考] インド洋民話のデータベース化

    • URL

      http://www.aa.tufs.ac.jp/~odaj/contes_ocean_indien.html

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公開日: 2017-01-06  

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