研究課題
基盤研究(A)
体制転換後20年間のロシア連邦の教育改革を現地で調査し、全体を把握し、さらに現在起きつつある諸問題を分析した。およその動きをみれば、体制転換後10年は脱ロシア、脱中央集権の動きが強かったが、その後の10年は連邦政府の力が強まり、ロシア文化、中央集権政治体制へと戻りつつある。たとえば、カリキュラムは、連邦、共和国(州)、地域・学校といった棲み分けがなされていたが、今日では民族的な要素が排除される方向にある。