研究課題/領域番号 |
23255004
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応募区分 | 海外学術 |
研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
上田 恵介 立教大学, 理学部, 教授 (00213348)
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研究分担者 |
江口 和洋 九州大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (60136421)
高須 夫悟 奈良女子大学, 理学部, 教授 (70263423)
高木 昌興 大阪市立大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (70311917)
西海 功 独立行政法人国立科学博物館, 動物研究部, 研究主幹 (90290866)
三上 修 岩手医科大学, 共通教育センター, 講師 (10404055)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 進化 / 托卵 / 行動生態 / 宿主 / カッコウ / パラサイト / 生活史戦略 / 軍拡競争 |
研究概要 |
ニューカレドニアにおける現地調査を2012年10月から1月にかけて行った。代表研究者と研究分担者の2名が、それぞれ、1ヶ月と2週間滞在し、その間に研究協力者の院生・PD(立教大学4名、九州大学1名)が現地入りし、野外調査に取り組んだ。その結果、40を超えるカレドニアセンニョムシクイの巣を発見し、ヨコジマテリカッコウの托卵を多数発見した。またヒナの多型現象に関して、野外実験を試み、宿主の対抗戦略に関する重要なデータを得ることができた。 研究内容は2012年9月の日本鳥学会、日本進化学会、日本生態学会、スウェーデンにおけるISBE(国際行動生態学会議)において発表した。 論文は、現在3本を準備して投稿中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
当初、予想していたより多くの宿主の巣を発見することができ、実験も順調に進めることができた。 また、当初、予定しなかった副産物的なデータを取ることができ、すばやい論文化に進むことができた。
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今後の研究の推進方策 |
今後は野外調査を続けつつ、より詳細なデータを収集する。また宿主とカッコウの軍拡競争のメカニズムに迫るために、宿主の認知能力に関する野外データを集める。また進化モデルの作成も行なう。
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