研究概要 |
1.線形変換を用いて, インデックス生成関数の表現に必要な変数の個数を削減する効率の良い方法を開発した. 今期の大きな成果は以下の通りである. (1)多値のインデックス生成関数に関して, 線形変換を用いて変数を削減する方法を開発し, 専門雑誌(Journal of Multiple-Valued Logic and Soft Computing)に掲載された. 高速検索可能な辞書の圧縮に利用できる. (2)線形変換と自己相関関数の関係を明らかにし, 5月に開催された多値論理国際シンポジウム(ISMVL-2013)で発表した. (3)差分行列を用いて線形変換を求める方法を開発した. 本成果は, 2013年10月に開催された, SASIMIワークショップ(SASIMI-2013)に採択され, 論文賞(Outstanding Contribution Paper Award)を受賞した. (4)ランダムな不完全定義インデックス生成関数を表現するために必要な変数の個数の下界を求めた, この結果は, 2014年5月に開催される多値論理国際シンポジウム(ISMVL-2014)で発表予定である. (5)TCAMの簡単化法を開発した. ICCD-2013で採択された. 2. パケット分類を実行する高速論理回路の論文をMCSoC2013で発表し, 論文賞(Best Paper Award)を受賞した. 3.その他, 雑誌に投稿中の論文が採録された. IEICE(2件), ACM Transactions on Reconfigurable Technology and Systems(1件), Journal of Multiple-Valued Logic and Soft Computing (4件).
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