研究課題/領域番号 |
23300026
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
相原 玲二 広島大学, 情報メディア教育研究センター, 教授 (50184023)
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研究分担者 |
岸場 清悟 広島大学, 情報メディア教育研究センター, 助教 (30274137)
大東 俊博 広島大学, 情報メディア教育研究センター, 助教 (80508127)
近堂 徹 広島大学, 情報メディア教育研究センター, 准教授 (90437575)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | モバイルネットワーク技術 / 仮想化技術 |
研究概要 |
あるコンピュータ上で動作する仮想計算機を、インターネットに接続された任意のコンピュータ上に移動(マイグレーション)させ、その動作を継続させるグローバルライブマイグレーション手法が提案されている。マイグレーション先を選ばない柔軟性と、マイグレーション時の通信断が数秒程度で済む点で注目されているが、その対象はユニキャスト通信のみである。本研究はユニキャスト通信のみならずマルチキャスト通信についても中断時間を短縮する新たなグローバルライブマイグレーション技術を開発し、プロトタイプシステムの実装と性能評価を目的としている。本年度は以下のとおり実施した。 仮想計算機上での稼働を前提に、移動透過マルチキャストのプロトタイプ実装を行った。研究代表者らがこれまで独自に研究開発した移動透過通信アーキテクチャMATにより、複数のインタフェースを利用したマルチキャスト・マルチキャスト間ハンドオーバ機能を拡張し、仮想計算機上で動作するよう実装した上で、性能評価を行った。その結果は学会において発表した。仮想計算機のOSとしてLinux OSにより実現したが、多様なプラットフォームで評価を行えるよう、Windows OSでも同様の開発を行い、動作検証を行った。 仮想計算機のマイグレーション等に関連するセキュリティの諸問題について継続して検討を行った。インターネット経由で契約者に対し計算機資源を提供するクラウドサービス上に、契約者の属性に基づくアクセス権を実現するため属性ベース暗号方式を応用した安全なファイルシステムを設計し、プロトタイプを実装し、性能評価を行った。その結果は学会において発表した。この方式を基に、仮想計算機のマイグレーションを安全に実現するための方式を示すことができた。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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