研究課題
本研究の最終年度である平成25年度は、エネルギー消費性能や自律性能を基軸とした情報ネットワークシステムとしてのナノ光電子系という着想に基づきながら、ナノ微粒子間の近接場光相互作用を用いた制約充足問題の求解という知的機能の創成などの前年度までの研究をさらに発展させた。具体的には、ナノ微粒子間の近接場光相互作用を用いた解探索概念が、充足可能性判定問題というNP完全問題の求解、さらに多本腕バンディット問題という意思決定問題にも適応可能であることを見出した。また、ナノ微粒子間の近接場光相互作用のみならず、電気配線を伴う電子回路システムにおいても原理的には実現可能であることを見出した。また、前年度に提案したホイヘンスの原理に基づく自律分散構造形成技術を発展させ、生成クラスタ数を制御可能とする技術開発に成功した。このような内容を中心として、大規模複雑システムとしてのナノ電子系の性質を活かした機能創成に資する実績を得ることができた。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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