研究課題
基盤研究(B)
本研究では、「適応的」自律分散ネットワーク実現問題を、下記3テーマに分けて研究を進める。【テーマ1】相互修復によるネットワークモデル(臨界点の解明)AND型修復だけでなく、様々な相互修復について臨界点を求めた。また臨界点付近の過渡状態についても、シミュレーションを行い、シミュレーション結果を相図上で視覚化する工夫を行った。【テーマ2】適応的相互修復戦略の枠組み適応的相互修復戦略と他の戦略が同時に存在する場合の特性について数値解析・シミュレーションを行った。【テーマ3】ネットワーク拡張の影響多数決戦略の一つであるk-D戦略についてネットワークのトポロジーや様々なパラミタを変更しシミュレーションを行った。その結果k-D戦略で現れる膜現象がロバストなものであること、また内部の協調戦略を保護する機能があることが示唆された。ネットワーク修復戦略の理論的解析先行研究では規則的な格子モデルについて解析したが、ここではさらにそれらを厳密、精緻化し臨界点を求める。Barabasiらの提案したスケールフリーネットワークでは、ネットワークを固定した場合のみ結果が得られた。
2: おおむね順調に進展している
当初予定していた結果以外にも多くの結果が得られ、外部発表を行っている。しかしネットワークが逐次変化していく動的なものについては、シミュレーションはできるものの理論的結果を得るに至ってない。
ネットワークが逐次変化していく動的なものについては、よりグローバルな指標を導入するなど、切り口の転換が必要と考えられる。またネットワーク上でエージェントがマッチングを行う問題について、マッチングオートマトンを新たに提案した。同時に自己認識、自己修復モデルに加え、自己再構成モデルを提案し、本研究課題に適用しつつある。
すべて 2012 2011
すべて 雑誌論文 (16件) (うち査読あり 16件) 学会発表 (4件)
Artificial Life and Robotics
巻: Volume 16, Issue 4 ページ: 567-570
10.1007/s10015-011-0992-y
巻: Volume 16, Issue 4 ページ: 563-566
10.1007/s10015-011-0991-z
Lecture Notes in Computer Science
巻: 6884 ページ: 348-356
10.1007/978-3-642-23866-6_37
巻: 6884 ページ: 357-365
10.1007/978-3-642-23866-6_38
巻: 6884 ページ: 318-327
10.1007/978-3-642-23866-6_34
巻: 6557 ページ: 44-55
10.1007/978-3-642-19167-1_5
巻: 6884 ページ: 328-337
10.1007/978-3-642-23866-6_35
巻: 6884 ページ: 338-347
10.1007/978-3-642-23866-6_36
巻: 6884 ページ: 308-317
Sensors
巻: 11:4 ページ: 4462-4473
10.3390/s110404462
巻: 16:1 ページ: 36-39
10.1007/s10015-011-0872-5
巻: 16:1 ページ: 32-35
10.1007/s10015-011-0876-1
巻: 16:1 ページ: 40-43
10.1007/s10015-011-0873-4
巻: 16:4 ページ: 575-579
http://dx.doi.org/0.1007/s10015-011-0993-x
巻: 16:4 ページ: 571-574
巻: 16:4 ページ: 559-562
10.1007/s10015-011-0990-0