研究分担者 |
齋藤 ひとみ 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (00378233)
真島 聖子 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (10552896)
山根 真理 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (20242894)
土屋 武志 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (20273302)
佐藤 洋一 愛知教育大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (40196283)
梅田 恭子 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (70345940)
野崎 浩成 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (80275148)
上田 崇仁 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (90326421)
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研究概要 |
本研究の目的は,日々進化し,変化していく情報ネットワーク社会において,教員や保護者がどのように児童・生徒に指導できるかを,特に将来の教員や保護者たる教員養成の大学生に着目して,日本と韓国で明らかにすることである。 児童・生徒を対象にしたカリキュラムと指導法による授業実践は,一部を行うことができた。また教員養成におけるカリキュラムについては,2012年度に試行として行い,2013年度からは正規の授業として行う。 本研究は,毎年春は愛知教育大の学生が晋州教育大を,秋には晋州教育大の学生が愛知教育大を訪問して行う研修をベースにしている。期間はそれぞれ1週間程度で,人数もそれぞれ12名程度である。本研修は,それぞれ相手の国の小学校で授業を行う実践を行っているのが大きな特徴である。また,インターネットを活用し,学生主体で運営されている。 こうした実践に伴うやりとりに,昨年度に引き続き,SNSを活用した。昨年度の結果を参照しながら,より学生主体となるよう設定した。その結果,学生たちの間にオーバーハードコミュニケーションが認められた。これについては,メディア教育学会研究会にて発表を行った。 また,主に学生たちが書いたテキストを分析した。それによって,学生たちに正統的周辺参加論で説明できる学習がみられることが分かった。周辺から中心的な役割への変化は,年齢や学年よりも,この研修に参加している回数の影響が大きいと考えられた。また,年齢や学年の差が小さい者がリーダーになった場合に,より認知的徒弟制が機能するようだ。 今後は,本研修を終えて社会人となった者や,本研修での授業実践を受けた子どもたちへの調査を行い,この研修による学習の効果を検証する。
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