研究課題/領域番号 |
23300100
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
三輪 和久 名古屋大学, 情報科学研究科, 教授 (90219832)
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研究分担者 |
齋藤 ひとみ 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (00378233)
中池 竜一 京都大学, 教育学研究科, 助教 (00378499)
小島 一晃 早稲田大学, 人間科学学術院, 助教 (30437082)
森田 純哉 北陸先端科学技術大学院大学, 知識科学研究科, 助教 (40397443)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 認知科学教育 / 学修支援 / プロダクションシステム / 認知モデル |
研究概要 |
「どこでもプロダクションシステム」「どこでもモデル学習環境」が,実際の授業の中でどの程度有効に機能するのかを,実践的に検討した。具体的には,申請者が担当する認知科学関係の授業において,両システムを導入した授業実践を行い,システムの動作確認や,アンケート等を通したユーザ評価を行った。そこで得られた結果に基づき,システムデザインを改良した。初年度の「導入」に続いて,「宣言的記憶」「手続き的記憶」「記憶」といったトピックスに関する教材を充実させ,実際に授業で使用した。授業実践を通して,100名程度の参加者に対して,ストレスなくシステムが動作することが確認された。また,授業実践の結果,本システムの有効性として,以下の2点が確認された。(1) まず,学習者は,認知モデルを生成することによって,人間の認知情報処理に対するメンタルモデルを形成することに導かれた。(2) また,モデルが理論とデータの介在として機能することによって,学習者は,理論ベースでデータを解釈する態度に導かれた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
システムの開発は順調に経緯した。実験に関しては,2年度の目標を達成し,最終年度への足場を確かにした。
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今後の研究の推進方策 |
・授業実践の規模を拡大する。 ・2年度に実施した2つの実験に加えて,モデルを作ることにより対象とする理論の理解が深まることを確認する第3の実験を実施する。 ・認知科学者がモデルを構成してゆくプロセスを理解するための予備的な実験を行う。
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