研究課題
基盤研究(B)
マウスノロウイルス(MNV)の組換えVP1タンパク質を用い、高感度かつ特異性の高いMNV抗体測定法を確立した。MNVはマウスに持続感染して1年以上も感染源となり、その間、常に高い血中抗体価の維持が観察された。VP1タンパク質の構造中で免疫原性に優れた領域を検討した結果、VP1-P2サブドメインが最も強力な抗体誘導能を有していることが明らかになった。しかし、VP1-P2サブドメインに対する血中抗体を誘導するだけでは、マウスへのMNV感染は阻止できず、粘膜局所IgAなどの腸管免疫の必要性が示唆された。
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Clin Vaccine Immunol
巻: Vol.18, No.5 ページ: 758-766