ＨＩＶ－１感染症の病態形成におけるマクロファージの意義の解明

2014 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 23300156
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 実験動物学
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 五十嵐 樹彦 京都大学, ウイルス研究所, 特定教授 (90467431)
• 研究期間 (年度): 2011-04-01 – 2015-03-31
• キーワード: HIV / エイズ / マクロファージ / 多剤併用療法 / 半減期 / SHIV

研究成果の概要

マクロファージはエイズの病原体であるHIV-1に感染するが、感染したマクロファージは体内でどのくらい生存するか知られていない。我々はSHIVエイズサルモデルに多剤併用療法を適用して感染マクロファージの半減期を求めた所、半減期の異なる、少なくとも３つの集団が存在することを明らかにした。更に強力な治療によっても抑制できないウイルスは組織中のM2型マクロファージに由来する証拠を得た。この細胞を特異的に傷害できれば本疾患の治癒に貢献できると考えられる。

自由記述の分野

ウイルス学