研究概要 |
X-gal染色を行ったEGTCクローンの中から興味深い発現パターンを示した12クローンにSA-Creを、11クローンにmERT2をノックインし、新たなCre-driver ES細胞株を作製した。また、45種類のCre-driver ES細胞株(全149クローン)を用いてキメラマウス作製を試みた。そのうち45種類全てをカバーする118クローンについてマウスライン樹立に成功した。 3種類のCre-driverマウスライン(Fbxo17-SACre,62/Hip1-SACre,101/Gzf1-SACre,343)を、理研BRCに寄託した。また、10種類のCre-driverマウスライン(Fbxo17-SACre,67/Tspan9-SACre,413/Alad-mERT2,1094/Alad-mERT2,1095/Gzf1-SACre,353/Pknox1-SACre,400/Pknox1-SACre,402/Pkig-mERT2,1396/Pkig-mERT2,1398/Klf12-mERT2,1059)を、熊大CARDに寄託した。これらのマウスラインは、凍結保存した精子を用いて、平成25年度に理研BRCに寄託する予定である。 SACreをノックインした20クローンについて、レポーターマウスであるROSA26Rと交配して得た産仔のX-gal染色を行った。その中で、21-T188(EST)は脳特異的な発現を示した。またmERT2をノックインしたクローンを用いて、タモキシフェン誘導の条件検討を行った。 平成25年3月末現在、EGTCに登録しているES細胞株は1,161クローンであり、そのうち461クローンに関してマウスラインを樹立し、CARD R-BASEに寄託している。さらに110クローンについては、X-gal染色像を公開している。
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