研究課題
基盤研究(B)
本研究では、手術摘出肝組織より分離した肝細胞を用いて、ヒト肝細胞を持つヒト肝型マウスの作成を行った。手術摘出肝より単離した同一肝細胞を①単離直後、②4℃にて一晩保存、③凍結保存、の後にマウスへ移植した結果、単離直後の肝細胞を移植したマウスにおいて生着率が最も高く、また移植マウスにおける血中ヒトアルブミン値も単離直後の肝細胞を移植したマウスにおいて最も高かった。一方、単離時の細胞生存率と移植後のマウス血中ヒトアルブミン値に相関は見られなかった。これらの結果から、ヒト肝型マウスの作製には、単離直後のヒト肝細胞の移植が有効であり、また移植細胞の保存方法がヒト肝型マウスの作製に重要であると考えられた。
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