研究課題
基盤研究(B)
同一ノイズ信号の入力の繰り返しにより駆動される非線形力学系の出力は、系の初期状態が違ってもある条件下では全く同一の出力となる。この現象はコンシステンシーと呼ばれている(Uchida et al. 2004)。大自由度の非線形力学系とみなせるヒトの脳の応答にコンシステンシーがあるかはわかっていなかった。そこで我々はノイジーな視覚刺激時の脳波応答はコンシステンシーの特性をもっている実験的証拠を示した。脳の神経情報処理においてコンシステンシーの特性が機能的意義を果たしていると推測される。
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