研究課題/領域番号 |
23300222
|
研究機関 | 奈良教育大学 |
研究代表者 |
中井 隆司 奈良教育大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (90237199)
|
研究分担者 |
米村 耕平 香川大学, 教育学部, 准教授 (20403769)
森 博文 京都女子大学, 公私立大学の部局等, 教授 (00342379)
伊藤 剛和 奈良教育大学, 教育学部, 准教授 (40249488)
|
研究期間 (年度) |
2011-11-18 – 2014-03-31
|
キーワード | 教師教育 / 現職教員研修 / 省察 / メンターチーム / ICT |
研究概要 |
本研究課題である「職能成長養成モデルとメンターチームによる現職教員の実践力サポート・モデルの開発」を達成するために,次の計画に基づき各研究課題を進めた. 本研究開始2年目は,次の3つの研究課題を遂行した.①現職教員研修サポートの調査研究:1年目に引き続き,国内外の現職教員研修内容と方法及び研究者のサポートについて調査研究と現地調査を継続実施した.特に,国外についてはジョージア州立大学で現職教員を対象に開催されたModel-Based Instruction for Health.PE.APEワークショップに参加し,講習修了認定書を得ると共に,実践的な現職教員研修の内容・方法について具体的な情報を収集した.また,イングランド・ブライトン大学チェルシー校PGCE体育教員養成コースの教員委員会や連携協力校と一体となったカリキュラムについても現地調査を行った(論文として発表).②メンターチームによる現職教員の体育実践力向上に向けた取組とその変容過程:開発されたICTを用いた現職教員研修サポート・システム(Movie Reflector Server)を用いて現職教員を対象に,3人一組のメンターチーム(熟練教員1名,若手教員2名)を3チーム構成し,2学期より職能成長に基づく体育実践力向上に向けたサポート及びデータ収集を開始した.③①,②で得られた資料及び結果について研究協力者であるDr. Michael Metzler (ジョージア州立大学・アメリカ)と情報交換を行うと共に,研究分担者同士の共通理解を得るための会議を開催した.また,得られた研究結果の一部を国内外の学会で研究発表を行った(2012 NASPE PETE Conference in USA.日本スポーツ教育学会第32回大会).
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究開始2年目は,次の3つの研究課題を遂行することができたが,一部で予定より進行が遅れている.①メンターチームによる現職教員の体育実践力向上に向けた取組とその変容過程:開発されたICTを用いた現職教員研修サポート・システム(Movie Reflector Server)を用いて現職教員研修講座参加教員を対象に,3人一組のメンターチーム(熟練教員1名,若手教員2名)を3チーム構成し,2学期より職能成長に基づく体育実践力向上に向けたサポート及びデータ収集を開始した(サポート・システム開発が予定より遅れたため本研究課題の開始が遅れた).②現職教員研修サポートの調査研究:1年目に引き続き,国内外の現職教員研修内容と方法及び研究者のサポートについて調査研究と現地調査を予定通り実施することができた.③①,②で得られた資料及び結果について研究協力者であるDr. Michael Metzler (ジョージア州立大学・アメリカ)と情報交換を行うと共に,研究分担者同士の共通理解を得るための会議を開催した.また,得られた研究結果の一部を国内外の学会で研究発表を行うことができた(2012 NASPE PETE Conference in USA.日本スポーツ教育学会第32回大会).
|
今後の研究の推進方策 |
本研究課題3年目は,次の3つの研究課題を遂行する.①メンターチームによる現職教員の体育実践力向上に向けた取組とその変容過程:開発されたICTを用いた現職教員研修サポート・システム(Movie Reflector Server)を用いて現職教員研修講座参加教員を対象に,属性の異なる3人一組のメンターチームを構成し,年間を通じて教員間の研修や研究者教員によるサポートを実施し,職能成長と体育実践力向上の関係についてデータ収集を継続する.②現職教員研修サポートの調査研究:2年目に引き続き,国内外の現職教員研修内容と方法及び研究者のサポートについて調査研究と現地調査を継続実施する.特に,国外についてはアメリカ及びイングランドの現職教員研修の仕組み及びサポート体制について情報収集を行う.③①,②で得られた資料及び結果について研究協力者であるDr. Michael Metzler (ジョージア州立大学・アメリカ)と情報交換を行うと共に,研究分担者同士の共通理解を得るための会議を開催する.また,得られた研究結果の一部を国内外の学会で研究発表を行う.
|