小学1年時から高校3年時まで12年間継続して50m走を計測し、分析できた18名(男子9名、女子9名)を対象に、疾走能力の検討を縦断的に行った。 男子は、中学3年時まで経年的に速くなり、高校1年時で停滞するが、高校2年、3年と速くなった。一方、女子は、中学2年時までは経年的に速くなり、中学3年時で停滞、高校1年時から遅くなり、高校3年時ではさらに遅くなった。ピッチは、男女とも小学時から高校時まで、あまり経年的に変わらないが、小学6年時と中学1年時あたりが低い値を示すことが明らかとなった。ストライドは、男女とも小学1年時から中学2年時まで経年的に増加し、その後あまり変化が見られなかった。
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