研究課題
基盤研究(B)
当該研究は、咀嚼時に発生する“鼻に抜けるにおい(レトロネーザルアロマ)”の発生メカニズム解明を目指し、咀嚼中の口腔内や咽頭部で起こる生体膜と香気化合物の相互作用を調べられる人工喉機能を、交付研究室開発で稼働中の咀嚼モデル装置に盛り込むことをめざした。香気化合物(967化合物)の食品および生体膜との相互作用の強さについてのデータを整理し、一方、各種食品からの香気放散挙動の把握および人の咀嚼特性の把握を実施し、模擬生体膜として使用可能な素材の特性を検討した。模擬生体膜の状態保持のためには、人工唾液の咀嚼モデル装置内壁面の還流などの課題も提示されたが、模擬生体膜導入が可能であることが示唆された。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (15件)
日本官能評価学会誌
巻: Vol.17 ページ: 88-94
日本調理科学会誌
巻: Vol.46 ページ: 315-323
https://www.jstage.jst.go.jp/article/cookeryscience/46/5/46_315/_article/-char/ja/
香料
巻: Vol.254 ページ: 21-30