研究課題
基盤研究(B)
ラットを通常食(C群)および高リン食(HP群)で24日間飼育した後、腎臓・肝臓・白色脂肪組織(WAT)を摘出し、RNAを抽出してDNAマイクロアレイ解析を行なった。その結果、両群の遺伝子発現プロファイルは大きく異なり、腎臓ではHP群においてナトリウム依存性リン酸共輸送体であるNaPi-IIbが顕著に発現上昇していた。肝臓では、HP群において脂肪酸β酸化の亢進、アミノ酸異化の抑制が認められた。WATについては、肝臓同様、HP群での脂肪酸β酸化の亢進が認められた。以上の結果は、高リン食摂取がリン恒常性に影響するだけでなく、様々な代謝パスウェイの変化を引き起こすことを示している。
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PLoS ONE
巻: 8 ページ: e65732
巻: 7 ページ: e29483