研究課題
基盤研究(B)
精神性ストレスおよび閉経は心血管疾患の危険因子である。我々の先行研究では雌性ラットにおいてエストロゲンが精神性ストレスによる循環反応を緩和した。本研究ではエストロゲンのストレス緩和作用のメカニズムの解明とその代替としての抗酸化ビタミンやイソフラボンの作用を検討した。その結果、エストロゲンはレニン-アンギオテンシン系の制御によりストレス性昇圧反応を抑制した。しかし、閉経モデルラットへの葛蔓抽出物投与はストレス性昇圧反応を抑制しなかった。一方、閉経後女性は同年代の閉経前女性と比べ、安静時の血管内皮機能が低下し、ストレス時の血管抵抗が増大したが、ビタミンC経口投与により改善されることが判明した。
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