研究課題/領域番号 |
23300288
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
高木 由美子 香川大学, 教育学部, 教授 (50263413)
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研究分担者 |
荻野 和子 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 名誉教授 (40004353)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | イオン液体 / 磁性イオン液体 / マイクロスケール / 地域貢献 / 国際的展開 |
研究概要 |
本研究は、1)新規機能型イオン液体の合成、特に磁性イオン液体に注目して合成研究を行い、2)イオン液体を含めたさまざまな教材のマイクロスケール化を行って小中高の現場で展開ができるように工夫し、ひいては環境に優しい化学実験教材の提示手法を確立、3)更に開発した教材を国内外のワークショップ(WS)や出張授業にて広報活動や研修事業に展開して、化学に対する啓蒙活動を行うことを目的としている。 平成24年度は,計画通り1)新規磁性イオン液体の合成,2)おもしろワクワクサイエンス展・夢化学21in Kagawa(実施場所:高松天満屋)夢化学21(開催場所:香川大学)の実施,を3)ワークショップ(WS)の開催した。 平成24年度は,教材に活用するためによりよい磁気特性などを持った新規磁性イオン液体の合成研究を実施し,5種類の新規イオン液体を用いて磁性イオン液体の合成を行った。[bmim][FeCl4]に代表されるような磁性イオン液体の合成研究に着手し,磁性体を得ることにすでに成功しており,同様な手法で新規磁性イオン液体の合成を行った。その結果, [DEMomA][FeCl4]というリード化合物の合成に成功した。また,研究打ち合わせ並びにワークショップを,高松で実施した。また海外実施に向けて,コロラドでの現地調査を実施する。ワークショップではTAを活用する。地域貢献行事もあるおもしろワクワク化学展と,夢化学21事業でそれぞれ当初予定規模の行事を主催,開催することが出来た。また,海外での調査研究並びに先行研究に関して本学で2回講演会を実施した。成果公開,調査研究を次年度以降も開催し,成果を蓄積する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初掲げた目的の1)新規機能型イオン液体の合成 2)イオン液体を含めたさまざまな教材のマイクロスケール化を行って小中高の現場で展開ができるように工夫する 3)広報活動や研修事業に展開するという目的は当初の計画以上に実施できており,それらの成果公開を報告書の形でまとめたいと思っている。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は,対象地域をタイ,中国,スペインなど,更に広げるべく準備を重ねていきたい。また,リード化合物の合成法を基に,物性データを蓄積し,学術的な裏付けを強固にする予定である。まとめの年なのでシンポジウムも開催する。問題点は今のところない。
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