研究課題
平成24年度では,本格的にゲームのシステム開発と学習コンテンツ開発及び評価実験を実施した.システム開発は,溝口博・杉本雅則,学習コンテンツ開発は,武田義明・楠房子が担当した.評価実験は,稲垣成哲・山口悦司が評価枠組みの策定,評価実験のデザインを検討した.全体の統括は,武田が行った.本年度の研究計画の概要は,次の通りであった.①研究打合せ会議 :平成24年度上半期には,対面及び遠隔会議との研究打ち合わせ会議を開催し,研究組織における役割分担と研究計画を再確認した. ②文献研究・データベース化:昨年度からの継続として、最新の知見を探索,蓄積するとともに,国内外の先進的なシステム等の研究資料の収集を行った. ③学習コンテンツの開発:六甲山の森林植生に関する音声,映像,画像,テキストから構成されたデジタル・コンテンツの設計と開発に取り組んだ. ④システムの設計と開発:フル・ボディ・インタラクション・システムについては,コンテンツとの結合試験を行い,ゲームシステムとして完成させた. ⑤評価実験の設計と実施:評価実験については,神戸大学附属小学校の神山真一氏(神戸大学附属小学校教諭)が研究協力者として参画し,附属校との連携のもと実施した.H24年度の上半期には,ゲームのみを使った実証実験,下半期には,六甲山のフィールドワークと統合した実証実験を実施した. ⑥成果発表:研究成果については,日本科学教育学会年会(東京理科大学),NOLTA2012(スペイン),ICCE2012(シンガポール)等で発表するとともに,論文化を試みた.
2: おおむね順調に進展している
交付申請書に記載した研究目的については,H24年度については順調に達成されている.開発・実験も順調であり,成果も論文3編,学会発表2編と一定程度のものが蓄積されているからである.
平成25年度も当初の予定通り,研究打合せ会議,文献研究・データベース化,学習コンテンツの開発,システムの設計と開発,評価実験の設計と実施,成果発表を実施する.
すべて 2012 その他
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 2件)
Proceedings of 2012 International Symposium on Nonlinear Theory and its Applications
巻: - ページ: 247-250
Proceedings of the 20th International Conference on Computers in Education
巻: - ページ: 438-440
巻: - ページ: 514-516