研究課題
基盤研究(B)
がん細胞はその悪性進展に伴い、接着性を低下させる一方で、浸潤能を獲得する。本研究では、このような過程におけるがん細胞と細胞接着分子の相互作用を調べた。主要な成果として、以下の結果を得た。良性腫瘍ではがん細胞はラミニン332などの基底膜分子に接着し、限局する。しかし、浸潤部位ではこのラミニンのサブユニットの一つであるラミニンγ2(Lmγ2)を過剰に発現する。本研究ではLmγ2が上皮間葉変換(EMT)に伴って発現すること、Lmγ2は血管内皮細胞に作用して血管透過性を亢進させる一方で、がん細胞に対してはがん幹細胞マーカー分子であるCD44に直接結合し、がん細胞の移動を促進することを明らかにした。
すべて 2014 2013 2012 2011 その他
すべて 雑誌論文 (12件) (うち査読あり 12件) 学会発表 (23件) 図書 (2件) 産業財産権 (4件) (うち外国 1件)
Cancer Sci
巻: 105 ページ: 168-175
10.1111/cas.12323
Clin. Exp. Metastasis
巻: 31 ページ: 285-291
10.1007/s10585-013-9627-0
Cancer Med
10.1002/cam4.216
Exp Cell Res
巻: (in press)
10.1016/j.yexcr.2014.04.009
J. Biol. Chem
巻: 288 ページ: 9066-9076
10.1074/jbc.M112.441758
巻: 103 ページ: 691-699
10.1111/j.1349-7006.2012.02203.x
PLoSONE
巻: 7 ページ: e35546
10.1371/journal.pone.0035546
Neoplasia
巻: 14 ページ: 95-107
10.1593/neo.111450
PLoS ONE
巻: 7(12) ページ: e53209
10.1371
巻: 102 ページ: 1095-1100
10.1111/j.1349-7006.2011.01892.x
巻: 286 ページ: 33236-33243
10.1074/jbcM111-264176
FEBS J