研究課題
基盤研究(B)
細胞老化を起こした細胞では発がんの原因となるDNA損傷を引き起こす活性酸素種 (ROS)のレベルが恒常的に高くなることが知られているが、そのメカニズムについては不明なままであった。今回我々は、細胞老化が起きると、p16がRB-E2F経路を介してFoxM1の発現を抑制すると同時に、AKTによりFoxO3aが失活することでROSの産生を抑制するSOD2の発現レベルが低下するためにROSレベルが恒常的に上昇することを明らかにした。更にこのメカニズムが培養細胞のみならずマウスの肝臓でも働いていることを確認しており、生体内で起こりうる発がん促進機構の一つである可能性が高い。
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