研究課題
基盤研究(B)
Metチロシンキナーゼは多機能性のシグナルを伝達し、腫瘍の増殖、浸潤、血管新生を増強する。また、臨床癌の予後不良に関わる。それゆえ、分子標的治療の格好の対象と考えられる。我々はCOSMOS法という新規分子設計法を独自に開発し、Met阻害剤の設計を試みた。その主要戦略は、同類のチロシンキナーゼ分子であるBcr-Ablの315番目アミノ酸変異型との3次構造の類似性を基盤とするものである。設計薬剤のうち特に2剤が有効なMet阻害活性を示し、リード化合物候補となった。また、我々はMetキナゼー活性を阻害するオリゴペプチドも見出した。以上の結果は、Met阻害剤開発戦略についての新たな情報を提供する。
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