研究課題
基盤研究(B)
初めに、ピコプランクトンを含む海洋微生物の単離法の最適化を行った。微生物分離装置を用いて、従来の顕微鏡下での単離法では単離が困難な海洋微生物を海水試料や粗培養試料から単離する手法を確立した。次に、野外調査で採集した水試料を対象に、揮発性有機化合物の生成種の探索を行い、海洋微生物がクロロメタン、ブロモメタン及びヨードメタンを生成することを見出した。さらに、温帯域の海洋植物プランクトン、特に緑藻の近縁種に、ジヨードメタンを多量に生成する種を見いだし、温帯域の海洋に含まれるジヨードメタンの生成起源を初めて明らかにした。
すべて 2013 2012 2011
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (17件) (うち招待講演 1件) 図書 (1件)
Proceedings of The Institute of Natural Sciences Nihon University
巻: 48 ページ: 231-242
Marine Chemistry
巻: 134- - 135 ページ: 71-79
Limnology & Oceanography
巻: 57 ページ: 154-162
10.4319/lo.2012.57.1.0154
Geochemical Journal
巻: 46 ページ: 225-233
Chemical Geology
巻: 306-307 ページ: 123-128
10.1016/j.chemgeo.2012.03.004