研究課題
基盤研究(B)
放射線により誘発されるDNA二重鎖切断が少数残存するような照射長時間後において、残存DNA損傷からのシグナルを継続的に増幅して、細胞のDNA損傷応答を効率的に継続させるメカニズムが存在する。本研究では、DNA損傷応答シグナルの継続的増幅に、ヒストンH3蛋白質の部位特異的ジメチル化酵素であるG9aが関与していることを同定し、DNA損傷応答持続に関与するヒストンジメチル化が、G9aの損傷クロマチンへの集積によること、ジメチル化はヒストンH3リジン9残基で起こること、ジメチル化ヒストンH3リジン9が、53BP1のTudor領域により認識されることにより、DNA損傷情報が持続することを明らかにした。
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