研究課題
基盤研究(B)
組織幹細胞でみられる前駆細胞から成熟細胞への分化過程では、細胞や細胞膜の形態が大きく変わる。そのため、細胞膜と細胞骨格系との相互作用、即ち、細胞膜との境界領域に局在する膜骨格・カベオラ・クラスリン被覆ピットの構造ネットワークが重要な役割を果たす。急速凍結レプリカ電子顕微鏡法により、これら細胞膜裏打ち構造群の構造形成(変換)を詳しく観察した。カベオラの被覆構造において、①カベオラの表面被覆構造が2種類のフィラメントから形成されている。②カベオラ本体の周囲に、半月状の特殊フィラメント構造が形成されているなどの新しい知見を得た。その他の構造についても、細胞膜分化との関係を現在引き続き検討中である。
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