本研究では,現代医学で未解明の領域とされている末梢気道(別名,サイレントゾーン)での呼気吸気特性を解明することを目的として,世界に先駆けて末梢気道の計測評価が可能な超小型カテーテル流量センサの実現を目指した.具体的には,以下の研究課題を克服した.(1) 生体適合性材料をベースにした超小型カテーテル流量センサの作製プロセス技術,(2) 超小型カテーテル流量センサへの温度センサ集積化技術,(3) 超小型カテーテル流量センサの応答性の向上並びに内視鏡への実装技術,(4) 超小型カテーテル流量センサによる動物の呼気吸気測定.
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