研究課題
基盤研究(B)
プラスチック製マイクロチップ基板上に幅300μm、深さ50μmのマイクロ流路を作製し微細化インクジェットを用いて流路上にIL-6及びTNF-αに対する各抗体を吐出・固定しマイクロ流路を利用したサンドイッチELISA系を構築した。その結果、0~32pg/mlの範囲で検量線の作製が可能で検出感度はIL-6が0.28pg/mlとTNF-αが0.46pg/mlとなり、既存の96穴プレート法よりも高感度であった。既存法と同様に正確な測定が可能となり、さらに高い日間・日内再現性を確認した。測定時間は約25分であり迅速・高感度かつ正確な血中アディポカイン測定系を構築し早期糖尿病診断への応用が可能になった。
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